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公務員を辞めたいのは甘い?現役12年目が思う「自分らしく生きる覚悟」

「公務員を辞めたいなんて甘い」
「公務員より厳しい環境でやっていけるとでも?」
その言葉に、心のどこかで「やっぱりそうかな…」って思っていませんか?

公務員を辞めたいと思うのは「甘え」ではありません。

この記事でわかること
  • 「公務員を辞めたい」と思うのは甘くない!
  • 辞めたい理由は超個人的な理由でOK
  • 2028年に退職予定の現役公務員が思うこと

周りから見れば“安定”の象徴。
仕事があって、育休ももらえて、生活は守られている。
それでも、ふと「このままでいいのかな」と感じる瞬間がある。

その気持ちは、甘えじゃなくて“サイン”です。
今の環境に少しずつ違和感を覚えている。
もっと自分らしい生き方をしたいと、心が動き始めている証拠です。

「このまま死んだとしても、後悔しない?」
自分の心にそう聞いてみたら、自ずと答えは出るはず。

この記事では、現役公務員の私が感じている葛藤や、
「辞めたい」という気持ちとどう向き合っているかをお話しします。

タップできる目次

公務員を辞めたいなんて甘い?と思ったときに見直したい3つの思い込み

「辞めたい」と感じたとき、つい自分を責めたり、周りと比べたりしていませんか?
でも、その思考パターンこそが、心をどんどん追い詰めてしまうんです。

ここでは、私自身の経験から「手放したらラクになった3つの思い込み」を紹介します。

1.「みんな頑張ってるんだから」と考えること

二人目の育休に入って初めて、私は立ち止まりました。
仕事をしていた頃は、毎日が戦争。
朝は保育園の準備、仕事に行って、帰って家事と育児。
とにかく“毎日をまわす”ことに必死で、
自分の今後のキャリアとか、公務員を続ける意味なんて考える余裕がまったくなかったです。

授乳中や子どもの昼寝の時間に、ふと“ぼーっと考える時間”ができて、初めて気づきました。
「ずっと“みんな頑張ってるから”って思ってたけど…
 ”みんな”って誰?自分の本音を置き去りにしてたな」と。

“みんな”の中に隠れるのは、一番ラク。
でも、自分の主語を“みんな”にしてる限り、人生のハンドルは他人が握っています。

今働いてる人ほど、自分のための時間を意識的に作ってほしい。
自分のために有給をとって、子どもは保育園に預けて、
ただ自分の気持ちに耳を傾ける日をつくる。
それだけで、見える景色が変わると思います。

2.他の人と比べること

「あの人は子どもがいても働けてる」「同期は昇進してる」
そんなふうに比べてしまうと、心がどんどん疲れていきます。

同期が昇進したとき、素直に「すごいな」と思えなかったんです。
女性なら「この人、子どもいないもんな」とか、
男性なら「奥さんが子育てしてるからな」とか、
そんなふうに心の中で言い訳みたいなことを考えている自分が嫌で、余計に落ち込みました。

そこでふと、「そもそも私は、この組織で上を目指したいと思ってないじゃないか」と気づきました。
私が欲しいのは“昇進”じゃなくて、“自分の力で稼ぐ実感”

だからこそ、他人と比べても意味がない
私は、私の道を歩きたい。
公務員としての安定を活かしながら、副業で稼ぐ経験を積んで、
“自分の力で立つ”ことを目指していく。

比べるのをやめたら、心がすっと軽くなりました。
私のコンプレックスを解消できるのは、私の行動だけ
そう思えたとき、初めて自分の人生にハンドルを戻せた気がしたんです。

3.「自分が弱いのかな?」と責めること

「みんな頑張ってるんだから」「公務員は安定してるんだから」
そう言われるたびに、自分の弱さを責めていませんか?

辞めたいと思うのは決して“あなたが弱いから”ではありません。

公務員が「辞めたい」と感じる理由は人それぞれ。
辞めたい理由なんて、ものすごく個人的で、あなただけの理由でいいのです。

  • 理不尽な人間関係に疲れる
  • 家庭と仕事の両立が苦しい
  • やりがいを感じられなくなった
  • 数年に一度の異動で、仕事がリセットされ続ける

どれも立派な理由です。
「これくらいで辞めたいなんて甘いかな」と自分でジャッジしないでほしい。

大事なのは、

  • 他人と比べて辞める価値があるかではなく
  • その環境であなたが幸せでいられるかどうか

そこだけ見ればいいんです。

「甘い」と感じてしまう自分を責めない

一番苦しいのは、周りから言われる「甘い」より、
自分の中にある「こんなこと思っちゃダメだ」という声かもしれません。

真面目に公務員として仕事に向き合っている人ほど、我慢することに慣れています。
「これくらい普通」「辞めるほどのことじゃない」
ちょっとした気持ちや違和感に蓋をし続けた結果、
気づかないうちに、自分を縛ってしまっている。

私も、「いうて公務員って恵まれているし、育休も取らせてもらったし」と、
自分が受けた恩恵を取り上げて、自分自身の違和感や疑問を誤魔化しそうになることがあります。

そんなとき、価値観マップを見直して、もう一度自分の思いを確認します。
「私自身の人生は、このままの仕事では満たされないな…」と気づいたとき、
「公務員を続ける」という選択肢を、私はもう選べませんでした。

私はもう「辞める」と決めました。
それ以外の行動は、ぜんぶ「やらない理由」探し。

人は、ぼーっと生きていると変化を避けようとします。
変化することは怖いから。

辞めたいと思うことは、逃げでも裏切りでもない。
それは、「本当の自分を取り戻したい」という心の叫び。

どうか、その声を無視せず、誤魔化さず、大切にしてください。

2028年に公務員を辞める予定の私がやっていること

私は2028年に公務員を辞めると決めています。
辞めると決めてからが本当のスタートでした。

1.副業

副業を始めたのは、とにかく「公務員を辞めたい」から。
夫も副業をしているので、その補助をしています。

今は育休中。
子どもが起きる前の早朝や昼寝の時間、そして時折一時保育を利用して、
ブログでの発信やWebライターの仕事に取り組んでいます。

ブログは自分のペースで発信できるけれど、
ライターはクライアントがあってこそ。
だから「どうすればこの人に貢献できるか?」を一番に考えながら書いています。

そもそも私が公務員を選んだ理由は、自分の意思ではありませんでした。

  • 当時付き合っていた彼氏の夢を応援したくて、独学で公務員試験に合格するも
  • 入庁してすぐ破局…

辞めるにしても「2職場くらい経験してから…」と思っていたら、
気づけば結婚・出産・育休。
辞めるタイミングを逃したまま、12年が経ちました。

はなこ

ようやく今、「自分の人生を主体的に生きたい」と思えるようになったんです。
もう誰かのためじゃなく、自分の意思で働きたい。

会社に所属するよりも、個人事業主として自分の力で稼ぐ。
そのために、今の守られた身分のうちに“稼ぐ力”を鍛えています。

2.「公務員を辞めることが珍しくない環境」に自分を置く

SNSやオンラインコミュニティでは、
公務員・会社員を辞めて違う道を歩んでいる人」や「辞めたいと思っている人」と積極的につながっています。

リアルの職場では絶対に話せないテーマだけど、
同じように挑戦している人の存在が、私のモチベーションになっています。

「公務員を辞めることが珍しくない環境」に自分を置くこと。
これが、今の私にとっての最大の自己防衛です。

稼ぐことは簡単じゃないですが、自分が「誰かの役に立てた」という実感は代えがたいものでした。
今はまだ守られている立場。
失敗してもいい、何度でも挑戦できると自分に言い聞かせています。

辞めると決めた私が、自分に言い聞かせていること

「辞めると決意している」とはいえ、正直心ゆらぐことなんてしょっちゅうです。
そんなときに自分に言い聞かせたい言葉をここに置きます。

やらなかった後悔をしたくない

「やらなかった後悔」ほど苦しいものはないと思うんです。
もし定年まで公務員を続けて、人生を終えるときに振り返ったら、
「もっと自分の力を試してみればよかった」って、絶対後悔する。

そう思った瞬間に、私の中で何かが切り替わりました。

リスクを取るのは怖い。
でも、それ以上に怖いのは、自分の可能性を閉ざしたまま生きること。

だから私は、2028年に辞めると決めました。
その日まで、全力で準備して、自分の足で立てる力をつけていきたい。

周りからは「甘い」と言われるかもしれないですが、甘くて結構。
私の人生は、私が責任を持って選びます。

自分で選んだ道を正解にする

正直に言うと、辞める決断が正しいかなんて、今の私にはわかりません。
もしかしたら辞めて後悔するかもしれないし、
「あのまま続けておけば」と思う瞬間が来るかもしれない。

でも、それでいいと思っています。

私は、自分の決断を“正しかった”と言えるように行動していきたい。
誰かに正解を教えてもらうんじゃなくて、
自分で選んだ道を正解にしていきます。

まとめ:「辞めたい」は甘くない。未来に備える選択をしよう

「辞めたい」と思うことは、甘えなんかじゃありません。
むしろ、その気持ちは“今の生き方を見直すサイン”です。

公務員を辞める準備をするのは、逃げではなく戦略。
安定した職を持っている今だからこそ、次の人生をじっくり設計できる。
そう思えば、焦る必要なんてないんです。

辞めないまま副業に挑戦することも、立派な行動。
(公務員ですので、やり方に注意は必要ですが…)

自分の力でお金を稼ぐ経験を積むことは、
どんな働き方にも通じる“生きる力”になる。
そしてそれは、「甘え」ではなく「自分の人生に責任を持つこと」。

この社会では、「辞める=逃げ」と言われがちだけど、
本当に逃げているのは、“何も決めずに流されている自分”じゃないかと思うのです。

辞めるか続けるかよりも、考えて、選ぶこと自体が尊い。
大切なのは、「どう生きたいか」を自分の言葉で語れるようになること。

私もまだ道の途中です。
でも、自分の足で立てるようになるその日まで、行動を続けていきます。

“甘くない生き方”って、きっと、そういう積み重ねですよね。


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この記事を書いた人

公務員歴12年のワーママ
12年かけて公務員退職を決意
2028年に脱・公務員

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