「公務員を辞めたいなんて甘い」
「公務員より厳しい環境でやっていけるとでも?」
その言葉に、心のどこかで「やっぱりそうかな…」と押しつぶされそうになっているあなたへ、
現役公務員の私から断言させてください。
公務員を辞めたいと思うのは「甘え」ではありません。
むしろ、その違和感は「自分の人生を真剣に考え始めたサイン」です。
この記事では、公務員を辞めた人に回答してもらった独自のアンケート結果のほか、現役公務員の私の実体験をもとに、「辞めたい気持ち」の正体を解き明かします。
- 「辞めたい」が甘えではない客観的な理由
- 辞めたい理由は超個人的な理由でOK
- 2028年に退職予定の現役公務員がやっている「準備」
「公務員を辞めたい」は甘くない!アンケートから見る退職理由
実際にアンケートを取ると、そこには「甘え」とは程遠い、過酷な現実がありました。
1. 心と体が悲鳴を上げている
「甘い」と自分を責めている間に、体は正直に反応します。
体験談:ことはさん(30代・元保健師)
上司との関係性に悩み、仕事中に涙が出たり震えが止まらなくなったり…。
精神科を受診し、うつ病と診断されたことがきっかけです。
体験談:麻衣さん(30代・元看護師)
17時定時のはずが、日をまたぎ0時を過ぎることもありました。
そんな毎日が嫌になりました。
心身の限界を超えてまで「公務員」にしがみつく必要はありません。
涙が出る、震えが止まらない。
それはもう「甘え」ではなく「避難警報」ですよね。
2. 「安定」よりも「自分の人生」を選びたい
辞める理由はネガティブなものばかりではありません。
「一度きりの人生を後悔したくない」という前向きな決断も多いのです。
体験談:Rさん(40代・元地方公務員)
なんでもない普段の『生活』が、宝物のように思える瞬間があって。
仕事でいっぱいになっていたら、知らずに終わってたかも知れないと思うと、ゾッとします。
体験談:ハルカさん(30代・元区役所)
自分で仕事やクライアントを選べるのが最高です。
やりたくないことはやらなくていい!
はなこ「安定」を維持するために、あなたが毎日差し出しているものは何でしょう?
それは、二度と戻らない「時間」や、日常の幸せを感じる「心の余裕」かもしれません。


公務員を辞めたいなんて甘い?と思ったときに見直したい3つの思い込み


「辞めたい」と感じたとき、私たちはつい「3つの呪い」にかかってしまいがち。
まずはこの呪いを解くことから始めましょう!
1.「みんな頑張ってるんだから」と考えること
二人目の育休に入って初めて、私は立ち止まりました。
仕事をしていた頃は、毎日が戦争。
- 朝は保育園の準備
- 仕事
- 帰って家事と育児
とにかく“毎日をまわす”ことに必死で、自分の今後のキャリアとか、公務員を続ける意味なんて考える余裕がまったくなかったです。
授乳中や子どもの昼寝の時間に、ふと“ぼーっと考える時間”ができて、初めて気づきました。



ずっと“みんな頑張ってるし”って思ってたけど…
”みんな”って誰?
“みんな”の中に隠れるのは、一番ラクです。
でも、自分の主語を“みんな”にしてる限り、人生のハンドルは他人が握ったまま。
ただ自分の気持ちに耳を傾ける日をつくろう
- 働いている人は、自分のために有給をとる
- 育休中の人は、子どもを一時保育に預ける
静かに、ゆっくりと内省する時間をとってみてください。
きっと、あなたの本音と向き合うきっかけになるはずです。
2.自分の「幸せの基準」を見失って、他人と比べること
組織に染まって、目の前の仕事をこなすのに必死になっているうちに、
「私が大切にしたいことは何か」という自分の価値観が埋もれてしまったんです。
私が二人目を妊娠・出産をするころ、ちょうど同期が昇進するタイミングでした。
その姿を横目で見ながら、素直に「すごいな」と思えなかったんです。



女性なら「この人、子どもいないもんな」とか、
男性なら「奥さんが子育てしてるからな」とか…
そんなふうに考えてしまう自分が嫌で、余計に自己肯定感が下がりました。
でも、ある時立ち止まって「価値観マップ」を作ってみたんです。
そこで気が付きました。
「そもそも私は、この組織で上を目指したいなんて思ってないじゃないか」
私は、組織の中で出世競争という名のゲームに参加させられていただけ。
私が本当に欲しいのは、”昇進”じゃなくて、“自分の力で稼ぐ実感”でした。
目指すゴールが違うんだから、他人と比べても意味がないんです。
サッカー選手になりたい人が、野球選手のホームラン数を見て落ち込む必要なんてないですよね?
- 私は、私の道を歩きたい。
- 公務員としての安定を活かしながら、副業で稼ぐ経験を積みたい。
- そしていつか、“自分の力で立つ”ことを目指したい。
比べるのをやめたら、心がすっと軽くなりました。
私のコンプレックスを解消できるのは、私の行動だけ。
そう思えたとき、初めて自分の人生にハンドルを戻せた気がしたんです。


3.「自分が弱いのかな?」と責めること


「みんな頑張ってるんだから」「公務員は安定してるんだから」
そう言われるたびに、自分の弱さを責めていませんか?
辞めたいと思うのは決して“あなたが弱いから”ではありません。
公務員が「辞めたい」と感じる理由は人それぞれ。
辞めたい理由なんて、ものすごく個人的で、あなただけの理由でいいのです。
- 理不尽な人間関係に疲れる
- 家庭と仕事の両立が苦しい
- やりがいを感じられなくなった
- 数年に一度の異動で、仕事がリセットされ続ける
どれも立派な理由です。
「これくらいで辞めたいなんて甘いかな」と自分でジャッジしないでほしい。
大事なのは、
- 他人と比べて辞める価値があるかではなく
- その環境であなたが幸せでいられるかどうか
そこだけ見ればいいんです。
「甘い」と自分を責めるのは、もう終わりにしよう
一番苦しいのは、他人から言われる「甘い」という言葉ではありません。
「こんなこと思っちゃダメだ」と自分を監視する、あなた自身の声です。
真面目に公務員として仕事に向き合っている人ほど、我慢することに慣れています。
- 「これくらい普通」
- 「辞めるほどのことじゃない」
と、自分の違和感に蓋をしがち。
でも、蓋をし続けると、いつか心が窒息してしまいます。
私自身もそうでした。
「育休まで取らせてもらったのに」 「恵まれた環境なのに」
そうやって自分自身が受けた恩恵を理由に、湧き上がる「辞めたい」という本音を誤魔化そうとしていました。
そんなとき、価値観マップを見直して、ハッキリと気づいたんです。



「私自身の人生は、このままの仕事では満たされないな…」と気づいたとき、「公務員を続ける」という選択肢を、もう選べませんでした。
これ以上、自分に嘘をつくのはやめませんか?
「辞めたい」と思うことは、逃げでも裏切りでもありません。
それは、「本当の自分を取り戻したい」という、あなたの心からのSOSなのです。


2028年に公務員を辞める予定の私がやっていること


私は2028年に公務員を辞めると決めています。
辞めると決めてからが本当のスタートでした。
1.副業
副業を始めたのは、とにかく「公務員を辞めたい」から。
夫も副業をしているので、その補助をしています。
今は育休中。
子どもが起きる前の早朝や昼寝の時間、そして時折一時保育を利用して、
- ブログ発信
- 夫の副業の手伝い(Webライター)
に取り組んでいます。
ブログは自分のペースで発信できるけれど、
ライターはクライアントがあってこそ。
だから「どうすればこの人に貢献できるか?」を一番に考えながら書いています。
そもそも私が公務員を選んだ理由は、自分の意思ではありませんでした。
- 当時付き合っていた彼氏の夢を応援したくて、独学で公務員試験に合格するも
- 入庁してすぐ破局…
辞めるにしても「2職場くらい経験してから…」と思っていたら、
気づけば結婚・出産・育休。
辞めるタイミングを逃したまま、12年が経ちました。



ようやく、「自分の人生を主体的に生きたい」と思えるようになったんです。
もう誰かのためじゃなく、自分の意思で働きたい。
会社に所属するよりも、個人事業主として自分の力で稼ぐ。
そのために、今の守られた身分のうちに“稼ぐ力”を鍛えています。
2.「公務員を辞めることが珍しくない環境」に自分を置く
SNSやオンラインコミュニティでは、
「公務員・会社員を辞めて違う道を歩んでいる人」や「辞めたいと思っている人」と積極的につながっています。
リアルの職場では絶対に話せないテーマだけど、
同じように挑戦している人の存在が、私のモチベーションになっています。



「公務員を辞めることが珍しくない環境」に自分を置くこと。
これが、今の私にとっての最大の自己防衛です。
稼ぐことは簡単じゃないですが、自分が「誰かの役に立てた」という実感は代えがたいものでした。
今はまだ守られている立場。
失敗してもいい、何度でも挑戦できると自分に言い聞かせています。
辞めると決めた私が、自分に言い聞かせていること


「辞めると決意している」とはいえ、正直心ゆらぐことなんてしょっちゅうです。
そんなときに自分に言い聞かせたい言葉をここに置きます。
「やらなかった後悔」こそ最大のリスク
「やらなかった後悔」ほど苦しいものはないと思うんです。
もし定年まで公務員を続けて、人生を終えるときに振り返ったら、
もっと自分の力を試してみればよかった…
って、絶対後悔する。
そう思った瞬間に、私の中で何かが切り替わりました。
リスクを取るのは怖い。
でも、それ以上に怖いのは、自分の可能性を閉ざしたまま生きること。



だから私は、2028年に辞めると決めました。
その日まで、全力で準備して、自分の足で立てる力をつけていきたい。
周りからは「甘い」と言われるかもしれないですが、甘くて結構。
私の人生は、私が責任を持って選びます。
自分で選んだ道を正解にする
正直に言うと、辞める決断が正しいかなんて、今の私にはわかりません。
もしかしたら辞めて後悔するかもしれないし、
「あのまま続けておけば」と思う瞬間が来るかもしれない。
でも、それでいいと思っています。
人生に、最初から用意された「正解」なんて無いと思うからです。
大事なのは、
- どっちが正解かを悩むことではなく
- 自分で選んだ道を、これからの努力で「正解」にしていくこと



私が選んだ道を、自分の手で「正解」にしていきます。
まとめ:「辞めたい」は甘くない。「自分の人生」を取り戻すための戦略


- 「辞めたい」という感情は、自分らしく生きるための重要なサイン
- 他人と比較せず、自分の「快・不快」を基準に選んでいい
- 在職中の準備は「逃げ」ではなく、未来への「投資」
- 自分で選んだ道を正解にする覚悟があれば、それは「甘え」ではない
「公務員を辞めたい」と思うことは、甘えなんかじゃありません。
むしろ、その気持ちは“今の生き方を見直すサイン”であり、成長への第一歩です。
公務員を辞める準備をするのは、逃げではなく戦略。
安定した職を持っている今だからこそ、次の人生をじっくり設計できる。
そう思えば、焦る必要なんてないんです。
在職中に副業の知識をつけることも、資産形成を始めることも、立派な行動です。
(もちろん公務員なので、規定内での工夫は必要ですが…)
この社会では、「辞める=逃げ」と言われがちだけど、
思考停止のまま今の場所に流され続けることこそが、人生からの「逃げ」ではないかと思うのです。
大切なのは、「どう生きたいか」を自分の言葉で語れるようになること。
それが、甘えではない「自立した人生」への入口です。



私もまだ、退職に向けて道の途中です。
一緒に、少しずつ準備を始めませんか?
▼「私だけじゃないんだ」と思える体験談、集めました。
- 「他の人はどうやってやめたの?」
- 「後悔してない?」
勇気が欲しいあなた、ぜひ読んでみてください。











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