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【後悔しないために】公務員を辞めるか迷うあなたへ。価値観マップで人生の羅針盤を作ろう

「公務員を辞めようか…でも辞めたら後悔するかも?」
そんな風に悩んでいませんか?

「辞めたらもったいない」と周りに言われるし、確かに恵まれているほうなのかもしれない。
でも、このまま定年まで同じ職場で働く自分が想像できない…。

そんな葛藤を抱えるのは、あなただけではありません。

私自身も同じように悩んできました。
その中で一番効果があったのが「価値観マップを作ること」です。

価値観マップを作れば、

  • 本当に大事にしたいものがはっきりする
  • 公務員を辞める・辞めないの判断基準が見える
  • 今後の人生をどう歩みたいかクリアになる

つまり、モヤモヤした迷いを「後悔しない選択」に変えることができるのです。

この記事では、価値観マップのおかげで公務員を辞める決断ができた私が、

  • 価値観マップを作るメリット
  • 価値観マップの作り方
  • 【時間がない人向け】価値観整理ミニワーク

を解説していきます!

タップできる目次

価値観マップとは?人生の羅針盤を作ろう

そもそも「価値観マップ」って何?と疑問に思われた方もいますよね。
価値観マップとは、自分が大切にしたいことを“見える化”した図のこと。
リベラルアーツ大学が提唱している、「人生の羅針盤=人生の軸」を決める手法です。

  • 私にとっての幸せとは?
  • 何を大切にして生きている?
  • 人生の目標は?

このような「頭の中のぼんやりした気持ち」を外に出して整理することで、自分でも気づかなかった優先順位や本音が見えてきます。

▼参考になる動画はこちら

公務員が価値観マップを作る5つのメリット

価値観マップを作ることで、以下のようなメリットがあります。

1.モヤモヤがスッキリ!頭の中を整理できる

やりたいこと、やりたくないこと、大切にしたい価値が見える化することで、思考がスッキリします。
「辞めたい」という感情と、その背景にある不満や希望を切り分けて考えられるようになります。

  • なぜ「公務員を辞めたい」のか?
  • 何に対して不満を感じてる?

とすべて書き出すことで、自分の本心がわかってきます。

はなこ

私は不満に思うところを挙げていった結果、自分のコンプレックスや、自己受容(ありのままの自分を認めること)の苦手さと向き合うことになりました。

2.ブレない軸ができるから迷わなくなる

仕事や人間関係で選択を迫られたとき、「他の人がどう思うか」ではなく、「自分が何を大切にしたいか」で判断できるようになります。
例えば、公務員の安定性や給与が大事だと思っていたけど、実は「自分自身の挑戦」や「家族との時間」のほうが重要だったということもあるかもしれません。
さらに、自分の軸がしっかりと見えているため、周囲の「もったいない」という声に振り回されにくくなります。

はなこ

私の場合は、給与や休みよりも「挑戦」を重視していたことがわかりました。

3.5年・10年後どうなりたい?が描きやすくなる

「5年後、10年後も今の職場にいる私は幸せ?」
ただ辞めたい気持ちだけではなく、未来の理想像から逆算して「今の環境はその未来に繋がるか」を考えられるようになります。
「転職?スキルを身につける?このまま継続?」といった次の一歩が具体的に見えてくるでしょう。

はなこ

私は、子どもが小学校に上がるタイミングに備えて
・もっと柔軟な働き方がしたい
→少なくとも公務員の常勤職員ではダメだ
と判断できました。

4.罪悪感が減って、心がラクになる

「辞めたいのは甘えかな…」という罪悪感が薄れます。
それは“わがまま”ではなく、“自分の価値観に正直”なだけだと気づけるからです。
優先順位が見えているため、迷う時間が減り、心のエネルギーを節約できます。
自分にとっての幸せが何かを考えることで、今ある幸せに気づき、大事にできるのも大きなメリットです。

はなこ

公務員を辞めたら家族に迷惑をかけるかも…と悩んでいましたが、私自身が満足度の高い人生を求めることで、家族ももっと幸せになれるはず!と思えるようになりました。

5.家族や上司との話し合いがスムーズになる

マップを見せながら話せば、感情論にならず建設的に相談できます。
マップを見せることができなくても、「なんとなく辞めたい」よりも「私にとって大事なのは〇〇だから」と伝えられるため、理解されやすくなるでしょう。
自分の軸を説明できると、理解してくれたり、協力してくれたりする人が増えます。

はなこ

私は、価値観マップを夫に見せてコメントをもらいました。
価値観を共有できたことで、公務員退職を応援してくれるように。
さらに、喧嘩が減ったのは思わぬ副産物でした。

価値観マップを作る5ステップ

価値観マップは、以下の5ステップで作ることができます。

1.価値観マップを作るツールを準備

価値観マップの作成は、マインドマップ形式で行うのがオススメです。

マインドマップとは?

マインドマップは、自分の考えやアイデアを「枝分かれ」させてまとめるノート術のこと。

紙の真ん中にテーマを書いて、そこから放射状に線を伸ばし、関連する言葉やアイデアを書き込んでいきます。木の枝が広がっていくイメージです。
MindMeister(マインドマイスター)など、無料のツールを使いましょう。

はなこ

スマホでもOK!ですが、PCで作業したほうが作りやすく、見やすいです。

2.テンプレートの質問に沿って回答

価値観マップの作成例。右側に書き足していくとわかりやすい。

ツールの準備ができたら、テンプレートの質問に沿って回答していきましょう。

テンプレート
  • 自分にとっての幸せとは?
  • 何を大切にしていますか?
  • 何をどうしたくて今ここにいる?
  • 人生のやりたい30のこと

放射上ではなく、右側にどんどん書き足していくと見やすいです。

どんな答えでも、すべて正解。間違いではありません。
思いつくままに書いてみてください。

回答したら、自分でも「なぜそう思うのか?」という理由を深堀りしていきます。

3.親しい人に見てもらい、質問してもらう

価値観マップの深掘りの基本は5W1H

ひととおり書けたかな?と思ったら、家族や友人に見せ、質問してもらいましょう。
自分では気づかなかった視点や角度から質問を受けることで、更に深く考えることができるからです。

人に見せるのが恥ずかしい場合は、ChatGPTなどのAIに問いかけてもらうのもおすすめ。

質問のポイントは、以下を参考にしてください。

質問のポイント
  • Why(なぜ)を中心に、5W1Hで掘り下げる
  • Who(誰が)/Where(どこで)/When(いつ)/What(何を)/Why(なぜ)/How(どのように)
  • 質問は価値観を深堀りするため。あなたを否定しているわけではないと押さえておく

4.質問&回答で深堀りを繰り返す

もらった質問に答え、さらに質問をもらって答え…と繰り返していきます。
「なぜ?」を3回繰り返すと、本質に近づくことができます。
なかなかハードな作業ですが、とことん自分と向き合っていきましょう!

5.書き直す・整理する

価値観マップは、一度作って終わりではありません。

「質問→回答」を繰り返していくうちに、

  • 自分がよく使う言葉や表現に気づく
  • 「私ってこういう考え方のクセがあるんだ」と発見できる
  • 「本当はこう言いたかったんだ」という気持ちに出会える

というメリットがあります。
そうしてできあがったマップを、さらにもう一度ゼロから作り直すのがおすすめ。
言葉が整理され、余計な表現がそぎ落とされることで、最初よりも筋の通った価値観マップが完成します。

答えが思い浮かばない…

人生でやりたいことの例。価値観マップでやりたいことが何も思い浮かばない。

いざ書こうとしても、まったく何も思いつかない…となりますよね。

はなこ

慣れない作業で、私も最初はPCの前で固まってしまいました。

そんなときは、次の方法を試してみてください。

1.具体的に項目を絞る

テンプレートの質問は項目が大きすぎるので、具体的に内容を絞ると回答しやすくなります。

例:自分にとっての幸せとは?

①人生で幸せを感じた(楽しかった・嬉しかった)ことを挙げてみる

  • 吹奏楽部で一丸となってコンクール受賞を目指した
  • 部活帰りに友人とマックやバーミヤンで過ごす時間
  • 絵を描いて友人と見せ合った
  • 好みの絵を集中して模写すること

②上記思い出の共通点・傾向は?

  • 大人数でワイワイしていることが多い
  • 一人で没頭できると満足感がある

例:何を大切にしていますか?

①どんな自分でありたいか?を分解する

ライフスタイル

  • 家族(パートナー):一緒に子育てを楽しみたい
  • 仕事:人から感謝を受け取りやすい仕事がしたい
  • 時間の使い方:①家族と思い出を作る時間 ②価値観のあう友人と過ごす時間…

人間性

  • 優しい(優しいってどんな人?)
  • 好奇心を忘れない
  • 人を陥れない

②自分の人生で大切な要素を挙げる

  • 家族の笑顔
  • 自己成長
  • 友人との交流

2.やりたくないことを挙げてみる

やりたくないことは、やりたいことの裏返し
大きなヒントになるはずです!

  • 人事異動で希望していない部署に飛ばされたくない
    →自分で働く場所や仕事を選びたい
  • 毎年同じルーティンで先が見える働き方は嫌だ
    →新しい挑戦や学びがある仕事をしたい
  • 形式的な会議や、意味のない資料作りに時間を取られたくない
    →人の役に立つ実感のある仕事に集中したい

3.「なんでもできるなら?」と考えてみる

あなたには、お金も時間もたっぷりあります。
独身で、子どももいなくて、誰にもしばられず自由に過ごせるようになりました。
そんな状況になったら、あなたは何がしたいですか?

例えば…

  • 世界中を旅しながら、人の役に立ちたい
  • 朝は好きなだけ寝て、午後からカフェでゆっくり本を読みたい
  • 海のそばに家を建てて、家庭菜園をしながらのんびり暮らしたい
  • 子どもにボランティアで勉強を教えたい
  • 常に学び続け、いつも成長していたい
はなこ

公務員としての制約を一旦外して、まっさらな自分がどうしたいか考えることが大切です。

【時間がない人向け】3つの質問でできる“価値観整理ミニワーク”

価値観マップを作るの、時間がかかりそうだしハードル高い…ちょっと面倒くさそう。
そんな風に思う方は、ぜひミニワークをやってみてください。

以下の質問をコピペして、スマホのメモアプリでOK。紙とペンでもいいです。
10分間だけ、向き合ってみませんか?

3つの質問(コピペOK)
  1. 今の生活で「絶対に手放したくないもの」は何ですか?
  2. 「もう限界!できれば避けたいこと」は何ですか?
  3. もしお金や時間の制限がなかったら、何をして過ごしたいですか?

質問1:今の生活で「絶対に手放したくないもの」は何ですか?

自分の価値観の軸を知る質問です。
毎日の生活で、これだけは手放したくない…と思うものを挙げてみましょう。

  • 家族との夕食時間
  • 安定収入
  • 自由な休日
  • 趣味の〇〇の時間
  • 一人の時間

質問2:「もう限界!できれば避けたいこと」は何ですか?

自分の価値観の軸を知る質問です。
毎日の生活で、ストレスに感じていること、やりたくないことを書き出してみましょう。

  • 長時間残業
  • 単調な事務作業
  • 上司の顔色を伺う毎日
  • 満員電車
  • 食事作り
  • 公務員だから副業ができない

質問3:もしお金や時間の制限がなかったら、何をして過ごしたいですか?

未来の理想像を知る質問です。
制約を外して、一旦自由に考えてみましょう。妄想のようなことでもOKです!

  • 子どもと毎日公園で遊ぶ
  • 海外に住む
  • 好きな◯◯を仕事にする
  • 世界のディズニーランドを巡る

使い方

まずは3つの質問に思いつくままに回答しましょう。
回答したら、質問のポイント(Why(なぜ)を中心に、5W1Hで掘り下げる)に従って、深堀りします。

深堀りしていくと、

  • どんな生き方をしたいか
  • 自分が幸せだと感じること
  • やると幸せを感じられないこと

が見えてくるでしょう。

はなこ

公務員を辞めるべきか・公務員のままでもよいのか。自分の理想の働き方が少しわかってきませんか?
もっと深堀りしたい!と思ったら、マインドマップ版も試してみてくださいね。

定期的に価値観マップを見直そう

価値観マップができたら、数年に1度見直すことをオススメします。
価値観は簡単に変わりませんが、ライフイベント(結婚・出産など)や周りの環境の変化、自分自信の成長によって変化することもあるでしょう。
自身の変化を客観的に見つめるためにも、定期的な見直しは重要です。

はなこ

私は1年に1回見直すことにしています。

まとめ:迷いは悪じゃない。「自分を知ること」が人生の第一歩

価値観マップを作れば、他人の意見や世間の声に振り回されず、自分自身の軸で選択できるようになります。
公務員を辞めるか続けるかは、価値観マップを見つめた“その先”で決めればいいのです。

「辞めたいけど、辞めたらもったいないかも」
「公務員として続ける未来が見えない」

そんな迷いは、決して悪いものではありません。
むしろ、次の一歩を考えるための大切なサインです。

大事なのは、他人の正解ではなく「あなたにとっての正解」を見つけること。
迷いを整理することで、自然と後悔しない選択ができるようになります。

今日、ほんの10分でもいいので3つの質問に答えてみてください。
それが、あなたの人生を後悔しない選択へと導く第一歩になります。

はなこ

今日が人生で一番若い日!
あなたの人生の主役は、あなたです。

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この記事を書いた人

公務員歴10年のワーママ
10年かけて公務員退職を決意
2028年に脱・公務員

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